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脳の病気とその治療

末梢神経障害

我々がこうして体を動かしているのも神経というものが存在しているからこそです。逆に言えば傷ついて痛みを感じるのも神経が痛みを感知しているからなのですが、どちらにせよ神経という存在がなければ我々は動くこともできません。そして神経には中枢神経という脳と脊髄を担当するところと、そこから全身の機能に分布する末梢神経というものがあります。中枢神経は知恵と運動、感覚といった基本的な活動を担っていて、末梢神経はその情報を全身に伝える働きがあるのと同時に逆にその全身から情報を中枢神経に伝える役割を持っています。なので末梢神経は仲介役として大事な役割を持っている存在なのです。そしてそんな末梢神経に異常が起こる症状 …

脊髄小脳変性症

脳の病気にもさまざまなものがあります。そのなかのひとつに脊髄小脳変性症があります。これはどのような病気であるのかというと、運動失調を主な症状とする神経の疾患の総称です。そして遺伝性のものと、非遺伝性のものに分けられます。なお、感染する疾患ではありません。なお、非遺伝性の疾患のひとつとしてはオリーブ橋小脳萎縮症があります。なお、患者のうちの約7割が非遺伝性のものとなっています。性別などによってかかりやすいという差はありません。生活の歴や輸血歴、アルコールやたばこなどの生活環境も関係ないものとなっています。脊髄小脳変性症における症状はどのようなものであるのかというとまずは歩行障害が挙げられます。歩 …

多発性硬化症

多発性硬化症( Multiple SclerosisまたはMS )は、傷の形が神経細胞層皮に形成され、神経機能が低下する脳病変または脊髄病です。定期的な炎症現象で脳神経繊維を覆っている髄鞘を破壊して、神経細胞層皮の複数箇所の硬化を残します。これは、最終的には脳の神経刺激が、その部位に伝達されることを防ぐようになります。症状の減退や小康状態を繰り返しながら数日、数週間、または数ヶ月間持続しながら進行され、再発は一般的です。 多発性硬化症の要因は不明です。中枢神経系に直接影響する免疫系の非正常的な反応の一つだと信じられています。原因に対しての1つの理論は、ウイルスの種類の有機体、免疫系調整を担当す …

脳腫瘍

脳腫瘍は脳の頭蓋内にできる腫瘍です。 脳を作っている細胞がもとでできた原発性のものと、ほかの場所にできた腫瘍が転移してできた転移性の腫瘍の二種類あります。 原発性のものの中でも多く見られるのが神経膠腫というものです。 グリオーマと言われ、神経細胞を養う神経膠細胞がもとになってできる腫瘍です。 もう一つの原発性の腫瘍は神経膠細胞以外の細胞がもとになるものです。 脳腫瘍は遺伝子の変異で起きるもいわれていますが、食生活や喫煙、ストレスなどにも原因があるとも言われています。 食生活の面では高タンパク、高脂肪食のとりすぎが原因にもなります。 脳腫瘍の症状は、慢性的な頭痛や原因不明の吐き気、腫瘍で脳が圧迫 …

一過性脳虚血発作

我々の体において脳はとても重要な部位です。何故ならそのお陰で我々は物を考えることができ、行動もできるからです。しかしだからこそそれに関連した病気には注意しなければならず、もし発症してしまうと高確率での死の危険が付き纏います。だからこそ普段から病気には気をつけなければいけません。そんな病気の一つに一過性脳虚血発作というものがあります。これは血という文字が入っている通りに、その一部分の血液の循環が一時的に悪くなることで半身の麻痺等の症状が一時的に現れるものです。これは血液の流れが悪くなると起こるということで、その血管に蓋が出来たりすることが原因となっています。ただ、その後は細胞が壊死する前に血液の …

脳梗塞

脳梗塞とは、脳の血管が何らかの原因で狭くなったり、詰まったりして、血液が正常に流れなくなる病気です。その結果、血流のなくなった部分が壊死してしまうため、意識障害や、半身麻痺、言語障害、記憶障害などの症状が出ます。最近では、脳梗塞のタイプによって3つの種類に分類することが多くなっています。まず、「アテローム血栓性梗塞症」です。これは、頭部や頭部に近い部分の太い血管に、脂肪や細胞のかすなどがたまり、おかゆのような塊(血栓)となって血管を詰まらせてしまう場合です。高血圧や加齢、脂質異常などが原因となります。次に、「心原性脳塞栓症」があります。これは、心筋梗塞や心臓弁膜症、心房細動などによって心臓部で …

硬膜下血腫

硬膜下血腫とは、頭部の外傷による疾患で急性と慢性があります。頭部への外傷後に血液と脳脊髄液が頭蓋骨の内側にある硬膜とくも膜の間に溜まることで皮膜が形成され、この膜から出血が繰り返されることで血腫が徐々に大きくなり症状が出てきます。 急性タイプは、外傷を受けた直後または2、3日以内に症状が出る血腫です。くも膜下出血に症状が似ていると言われます。急性タイプは、転落や殴打、交通事故などが原因で発生することが多く発症する年齢層も幅広いです。また、小児の場合は、虐待による頭部への外傷を受けたときも多く見られます。若年者では、スポーツ中の頭部への外傷の際にも見られます。 慢性タイプは外傷から数週から数ヶ月 …

くも膜下出血

毎年多くの死者や後遺症患者の原因となっている脳の病気がくも膜下出血です。 くも膜は外側から固い頭蓋骨、硬膜の次にある膜で脳を保護する役割りがあります。くも膜の内側には、栄養を運び正常に働かせるために欠かせない血管、動脈が走っており、人間のその他の臓器に比べてとても太い血管です。更にその血管を保護するために無色透明の脊髄液が循環しています。 くも膜下出血のほとんどは、このくも膜の内側の血管が動脈瘤となりふくらみ、破裂した状態です。動脈瘤は動脈が枝分かれする場所や底部に起こる場合が多く見られます。その他の原因としては頭部外傷などのケガによる出血や、血管の壁が裂けて起こる動脈解離などがありますが、割 …

脳出血

脳出血は、脳の血管が頭の中で破裂して発生する血管疾患で出血の部位によって脳内出血(intracerbral hemorrhage)、脳室内出血(intraventricular hemorrhage)、硬膜外出血(epidural hemorrhage)、硬膜下出血( subdural hemorrhage )、くも膜下出血( subarchnoid hamorrhage )に分けることができます。この中で、臨床でよく経験するのは脳室内出血とくも膜下出血です。 くも膜下出血は、ほとんど自発性くも膜下出血が動脈瘤の破裂によって生じるが、大まかに全人口の約4~5%で動脈瘤が発生し、0.5%は、これ …

片頭痛

片頭痛とは、頭痛の1種で頭の片側のみに発作的に発生し脈打つような痛みや嘔吐などの症状を伴うのが特徴の頭痛です。 脳の血管が不適切に収縮や拡張をするときに起こると言われています。 しかしながら原因は未解明であり、セロトニン作動性制御システムの障害であると言う説や遺伝的性質のものとも言われています。 主な症状として頭痛のほかに、嘔吐、光や音に過敏になるなどが代表的です。 およそ3分の1の人には「前兆」があり、視覚的嗅覚的あるいはその他の感覚的な変化があるとされています。 典型的な片頭痛の段階として、頭の片方だけでズキズキとした痛みを伴いますが全てがこのパターンだけでなく、発症時から両側が痛むことも …

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