群発性頭痛

突然の激しい頭痛や急なまひは119番へ

突然の激しい頭痛、急に手足や顔が動かしにくい、言葉が出ない、見え方がおかしい、意識がはっきりしないときは119番へ連絡してください。いつも頭痛や神経痛がある人も、新しい症状を普段の発作と決めつけないでください。 [1]

群発性頭痛は、片側の目の周囲からこめかみにかけて、非常に強い痛みの発作を繰り返す病気です。「群発頭痛」とも呼ばれます。目の充血や涙、鼻の症状を伴うことがあり、発作を抑える治療と予防療法を組み合わせます。 [4]

片側の目の周囲の激痛と、涙や鼻の症状

発作は一方の目の奥や周囲、額、こめかみなどに起こり、痛む側に涙や充血、鼻水・鼻づまり、まぶたの変化を伴うことがあります。痛みのために落ち着かず、じっとしていられないこともあります。症状の一部だけで病名を決めることはできません。 [4]

一定の期間に発作が集中し、夜間や睡眠中に起こる場合があります。ただし、経過には違いがあり、全員に同じ長さの群発期や、痛みのない期間があるわけではありません。男性だけの病気でもありません。 [4]

初めての激しい痛みは、別の原因も確かめる

診察では、痛む側、発作の続く時間と回数、目や鼻の症状、過去にも同様の時期があったかを確認します。頭痛の記録を付け、診察で伝えてください。目の奥の痛みが強いという理由だけで、群発頭痛だと判断しないことが大切です。 [4] [3]

初めての強い痛みや、普段と違う症状があれば、早急に診察を受けてください。突然の激しい頭痛、急なまひや意識の異常などがあれば、救急の対応が必要です。過去の群発頭痛の診断があっても、別の病気が起きる可能性はあります。 [1] [2]

発作時の治療と予防を、医療機関で準備する

発作時の治療には、スマトリプタンの皮下注射や酸素吸入などがあります。通常の鎮痛薬では十分に痛みを抑えにくいことがあります。どの方法を使えるか、発作が起きたときにどう対応するかを、担当医と具体的に確認します。 [4]

群発性頭痛:発作と予防を分けるを整理した図。
本文で説明している違いや確認事項を整理した図です。実際の診断や治療は、症状と状態に応じて判断します。 参考資料 [4] [5] [3] [6]

酸素療法は、医師が機器や吸入方法を指示する医療です。市販の携帯酸素缶を、医療用酸素による治療の代わりにしないでください。在宅で行う場合も、機器の扱い、火気への注意、効果が乏しいときや緊急時の連絡先を説明してもらいます。 [5]

発作を繰り返す時期には、予防薬も検討します。薬によって注意する副作用や検査が異なるため、以前の処方を自己判断で増やしたり、発作時の薬を予防目的で飲み続けたりしないでください。診察では、発作の回数と治療の効果を振り返ります。 [4]

群発期には飲酒が発作を誘発することがあるため、避けるよう相談します。発作の時間帯や生活への影響も共有し、仕事や睡眠中に発作が起きた場合の対応を準備してください。治療が効いていないときは、我慢して予定の受診日まで待たず連絡します。 [4] [5] [3] [6]

頭痛の種類と、受診時に伝える内容は、頭痛の解説も参照してください。

出典と情報確認日

  1. 厚生労働省 こんな時は迷わず119へ(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
  2. 日本頭痛学会 頭痛とは(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
  3. 日本頭痛学会 頭痛ダイアリーで頭痛を攻略(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
  4. 日本頭痛学会 群発頭痛(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
  5. 日本頭痛学会 群発頭痛の在宅酸素療法はどのように実施するか(資料日:2018/確認日:2026-10-29)
  6. 済生会 群発頭痛(飲酒による誘発の説明)(資料日:2017-01-31/確認日:2026-10-29)

情報確認日:2026年10月29日。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。診断・治療については医師にご相談ください。