急なまひや言葉の異常、意識の変化は119番へ
急に片側の手足が動きにくい、言葉が出ない、意識がおかしい、突然の激しい頭痛があるときは119番へ連絡してください。通院中の場合も、急な変化を普段の病気のせいと決めつけないでください。 [1]
脊髄小脳変性症は、小脳などの神経の変性により、体の動きをうまく調整できない運動失調などが現れる病気の総称です。歩行、手先の作業、話し方などに影響します。含まれる病気は複数あり、遺伝との関係や進み方、必要な支援も異なります。 [2] [3]
ふらつきや手先の不器用さが、少しずつ現れる
歩くとふらつく、箸や筆記具が使いにくい、ろれつが回りにくいなどが主な症状です。単に筋力が弱くなるだけでなく、複数の筋肉の動きを合わせにくくなります。病型によっては、足のつっぱりや排尿、飲み込みなどにも影響が出ます。 [2] [3]
通常は徐々に経過しますが、進み方を一律に予測することはできません。突然立てなくなった、急に言葉がおかしいといった場合は、別の病気も考えて救急対応が必要です。以前からふらつきがあることを理由に、急な変化を見過ごさないでください。 [2] [1]
ほかの原因を調べ、必要に応じて病型を確かめる
症状や家族歴、薬や飲酒の状況を確認し、神経の診察とMRIなどを行います。脳血管の病気、腫瘍、炎症、栄養の問題などでも運動失調は起こるため、それらとの区別が必要です。小脳の萎縮があることだけで、すべてを同じ病気とは判断しません。 [2] [3]
遺伝性と、遺伝性ではないものがあります。家族歴がはっきりしなくても遺伝性を完全に否定できるわけではなく、病型によって遺伝子検査を検討します。検査の目的や結果が本人・家族に持つ意味を説明してもらい、必要に応じて遺伝の相談につなげます。 [2] [3]
症状を和らげる治療と、安全に暮らす工夫
症状に応じた薬やリハビリテーションを用います。運動失調、足のつっぱり、排尿など、何を改善する目的の治療なのかを確かめてください。すべての病型に共通して進行を止める治療があるわけではありませんが、生活の困りごとへの対応は続けられます。 [2] [3]
転倒を防ぐため、通り道の段差や物の置き方を見直し、手すりなどを検討します。杖や歩行器は、手の使いやすさも含めて合うものを選ぶ必要があります。自己流で難しい運動を増やさず、理学療法士などと安全な動き方を相談してください。 [2] [3]

食事でむせる、飲み込みに時間がかかる場合は、早めに医療機関へ相談します。食べ物の形や飲み方は、嚥下の評価に合わせて調整してください。話しにくさには、伝え方や道具を含めた支援もあります。本人が続けたい活動も伝え、必要な支援を具体的に探します。 [2] [3]
通院や住まい、仕事、介護の相談先が分からない場合は、医療機関の相談員や難病相談支援センターなどを利用できます。将来の見通しだけでなく、今の移動や食事で何が難しいかを伝えると、具体的な支援を考えやすくなります。 [3]
出典と情報確認日
- 厚生労働省 こんな時は迷わず119へ(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-30)
- 難病情報センター 脊髄小脳変性症(多系統萎縮症を除く)(資料日:2025-12/確認日:2026-10-30)
- 兵庫県難病相談センター 脊髄小脳変性症の知識(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-30)
情報確認日:2026年10月30日。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。診断・治療については医師にご相談ください。