自律神経失調症

急なまひや言葉の異常、意識の変化は119番へ

急に片側の手足が動きにくい、言葉が出ない、意識がおかしい、突然の激しい頭痛があるときは119番へ連絡してください。通院中の場合も、急な変化を普段の病気のせいと決めつけないでください。 [1]

自律神経失調症は、動悸、めまい、胃腸の不調など、自律神経の働きに関係すると考えられる不調を表すときに使われる言葉です。一つの決まった原因を示す病名ではありません。つらさを「気のせい」で片づけず、別の病気や薬の影響も確認しながら対応を考えます。 [2] [3]

不調の呼び名と、自律神経の働き

自律神経は、血圧、体温、胃腸などの働きを、本人の意志とは別に調節しています。交感神経と副交感神経が関わりますが、「交感神経が強いから」と症状を一律に説明できるものではありません。体のどこに、どのような不調が出ているかを確かめます。 [2] [3]

動悸、めまい、疲れやすさ、頭重感、下痢や便秘、眠りにくさなどが挙げられます。同じ症状はさまざまな病気でも起こります。ストレスや睡眠との関わりを考える場合も、性格や努力の不足が原因だと決めつけないでください。 [2] [3]

心身の両面から調べ、ほかの原因を見落とさない

まず、かかりつけ医や症状に応じた診療科で相談します。いつ、どんな姿勢や活動で症状が出るか、睡眠、食事、使用中の薬、月経や更年期などとの関係も手がかりです。検査で説明できる病気がないかを確認し、必要なら専門の診療科につなげます。 [2] [3] [4]

自律神経の不調:診察で伝えることを整理した図。
本文で説明している違いや確認事項を整理した図です。実際の診断や治療は、症状と状態に応じて判断します。 参考資料 [2] [3] [4] [1]

検査で明らかな異常が見つからなくても、不調がないという意味ではありません。一方、一度「自律神経失調症」と言われた後でも、新しい症状や急な悪化は再評価が必要です。胸の強い痛み、急な息苦しさ、まひや意識の異常は119番へ連絡してください。 [2] [3] [1]

生活の調整と、症状や背景に合う治療

睡眠や食事のリズム、休息と活動の配分を見直し、負担になっている場面を相談します。一度にすべてを変えようとせず、続けられる範囲を担当者と考えてください。検査で原因が分かった場合には、その病気への治療を行います。 [2] [3]

症状や背景に応じて薬物療法、心理療法、リラクゼーションなどを組み合わせる場合があります。どの治療で何を改善したいのかを確認し、効果や副作用を診察で伝えます。サプリメントや特定の入浴法だけで、さまざまな不調が治るとは言えません。 [2] [3]

不安や気分の落ち込み、仕事や家庭での負担も、体の症状と一緒に相談してかまいません。心療内科や精神科での支援が役立つ場合もあります。受診先を転々とする前に、これまでの検査や薬をまとめ、継続して相談できる担当者と方針を確認します。 [2] [3]

出典と情報確認日

  1. 厚生労働省 こんな時は迷わず119へ(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-30)
  2. 日本女性心身医学会 自律神経失調症(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-30)
  3. 日本臨床内科医会 わかりやすい病気のはなし 自律神経失調症(資料日:2026-09-10/確認日:2026-10-30)
  4. 国立長寿医療研究センター 失神:「ちょっと気を失っただけ」と思っていませんか?(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-30)

情報確認日:2026年10月30日。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。診断・治療については医師にご相談ください。