反応が戻らない、呼吸がおかしいときは119番へ
倒れて呼びかけに反応しない、呼吸がおかしい、強い胸痛や急なまひがあるときは119番へ連絡してください。単なる立ちくらみと決めつけないでください。意識が戻った場合も、前触れのない失神や繰り返す失神は早めに診察を受けます。 [1] [3] [4]
「脳貧血」は、立ちくらみや気が遠くなる状態を指して使われることのある呼び名です。原因を特定する正式な診断名ではありません。一時的な脳への血流低下で起こる失神などがありますが、血液中のヘモグロビンが少なくなる貧血とは分けて調べます。 [3] [4] [5]
立ちくらみ・失神と、血液の貧血は同じではない
立ち上がったときに目の前が暗くなる、冷や汗や吐き気が出る、一時的に意識を失って倒れるなどの症状がみられます。立ちくらみのすべてが失神になるわけではなく、めまいにもさまざまな原因があります。呼び名だけで病状を判断しないでください。 [3] [4]
原因には、血管迷走神経反射、起立性低血圧、不整脈などがあります。脱水や薬、ほかの神経や心臓の病気が関わる場合もあります。「自律神経を元気にすればよい」「鉄分を取ればよい」と一括りにはできません。 [3] [4] [5]

戻ったから安心せず、倒れたときの状況を伝える
前触れなく倒れる、胸痛や動悸を伴う、何度も繰り返す場合は、心臓の病気などに注意が必要です。意識が戻っても、早めに医療機関を受診してください。反応が戻らない、呼吸がおかしい、急なまひがあるときは119番へ連絡します。 [3] [4] [1]
何をしていたか、直前の症状、意識がなかった時間、回復した後の様子を、見ていた人の説明も含めて伝えます。血圧や心電図、血液検査などを行い、必要に応じて長時間の心電図、心臓や脳の検査などを検討します。 [3] [4] [5]
倒れそうなときの安全確保と、原因に応じた予防
気が遠くなる前兆があるときは、歩き続けず、安全な場所で座るか横になります。近くの人に助けを求め、転倒を防いでください。呼びかけに反応しない場合は119番へ連絡し、呼吸の状態を確かめ、通信指令員の指示に従います。 [3] [1]
脱水が関わる場合には水分の取り方などを見直しますが、心臓や腎臓の病気で制限がある人は担当医の指示を確認します。薬によって血圧が下がる場合もあるため、お薬手帳を持参し、自分で中止せず調整を相談してください。 [3] [4]
ゆっくり立ち上がるなどの工夫が役立つ場合もありますが、不整脈などが原因なら別の治療が必要です。熱い風呂と冷たいシャワーを交互に浴びて治そうとせず、まず原因を確かめます。繰り返す場合は、転倒する前に受診してください。 [2] [3] [4]
出典と情報確認日
- 厚生労働省 こんな時は迷わず119へ(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-30)
- 国立健康危機管理研究機構 糖尿病情報センター 神経障害(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-30)
- 国立長寿医療研究センター 失神:「ちょっと気を失っただけ」と思っていませんか?(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-30)
- 国立循環器病研究センター 失神(気絶)外来(資料日:2025-09-05/確認日:2026-10-30)
- 国立がん研究センター がん情報サービス 貧血(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-30)
情報確認日:2026年10月30日。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。診断・治療については医師にご相談ください。