突然の激しい頭痛や急なまひは119番へ
突然の激しい頭痛、急に手足や顔が動かしにくい、言葉が出ない、見え方がおかしい、意識がはっきりしないときは119番へ連絡してください。いつも頭痛や神経痛がある人も、新しい症状を普段の発作と決めつけないでください。 [1]
片頭痛は、頭痛の発作を繰り返し、吐き気や光・音への過敏などを伴うことがある病気です。片側だけが痛むとは限りません。発作時の治療に加え、頻度や生活への影響に応じて、予防療法も検討します。 [2]
痛みの場所だけでなく、動いたときや光・音への反応を見る
片頭痛では、脈打つような痛みのほか、日常の動作で痛みが強くなることや、吐き気、光や音を不快に感じることがあります。両側が痛む場合や、脈打つ感じがはっきりしない場合もあります。片側に痛むことだけが診断の条件ではありません。 [2]
発作の前に、光がちらつく、視野の一部が見えにくくなるなどの前兆がある人も、前兆のない人もいます。初めての見え方の異常や、急なまひ・言葉の異常は、片頭痛だと自分で決めず、救急の対応につなげてください。 [2] [1]
片頭痛には、三叉神経などの神経系やCGRPという物質の働きが関わります。血管の収縮・拡張だけで、すべてを説明できる病気ではありません。誘因や症状の現れ方も人によって異なります。 [5]
発作の経過と、生活への影響を診察で確認する
診察では、痛みの性質、続く時間、一緒に出る症状、頭痛のある日数などを確認します。頭痛と服薬の記録を持参すると、発作の頻度や薬の効果を伝えやすくなります。以前と違う発作や新しい症状があれば、それも伝えてください。 [2] [4]
寝込んだ日、学校や仕事を休んだ日、家事を続けられなかった場面も判断材料です。薬を使った回数だけでなく、使った日数も記録します。薬の追加や変更を重ねる前に、現在の使い方を相談してください。 [3] [4]
急性期治療と予防療法を、本人の条件に合わせて選ぶ
急性期治療は、起こった発作を抑える治療です。薬には、鎮痛薬のほか、片頭痛に用いる薬があります。新しい選択肢としてCGRPの働きを抑える内服薬もありますが、持病や併用薬などで適否が変わります。使う時期や回数は処方時の説明に従ってください。 [2] [6]

予防療法は、発作を起こりにくくし、発作が起きた場合の程度や生活への影響を減らすことを目指します。内服薬やCGRP関連抗体薬などがあり、発作の頻度・程度、これまでの治療、本人の希望などから検討します。すべての人に同じ薬が適するわけではありません。 [2] [5] [6] [7]
急性期の薬を頻繁に使い続けると、薬剤の使用過多による頭痛が問題になる場合があります。薬が増えている、効き方が変わったと感じたら受診し、予防療法も含めて見直します。食品などを一律に避けるのではなく、生活と発作の記録を参考に相談してください。 [3] [4]
いつもと違う頭痛や、受診時に伝える内容は、頭痛の解説にまとめています。
出典と情報確認日
- 厚生労働省 こんな時は迷わず119へ(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
- 日本頭痛学会 片頭痛・片頭痛の治療(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
- 日本頭痛学会 薬剤の使用過多による頭痛(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
- 日本頭痛学会 頭痛ダイアリーで頭痛を攻略(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
- 日本頭痛学会 CGRPは片頭痛の病態にどのように関与しているか(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
- 日本頭痛学会 CGRP受容体拮抗薬リメゲパントを片頭痛治療においてどのように使用するか(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
- 日本頭痛学会 抗CGRP抗体ガルカネズマブは片頭痛の予防に有効か(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
情報確認日:2026年10月29日。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。診断・治療については医師にご相談ください。