突然の言葉の異常や、片側のまひは119番へ
急に言葉が出ない、うまく話せない、顔や手足の片側が動きにくい、意識がおかしいときは119番へ連絡してください。すでに別の病気で通院している場合も、急な変化を普段の症状と決めつけないでください。 [1]
パーキンソン病は、脳のドパミンを作る神経細胞が減ることなどにより、動作の遅さやふるえ、体のこわばりが現れる病気です。便秘や睡眠、気分などにも影響することがあります。症状を和らげる治療とリハビリテーションを組み合わせ、生活の変化に応じて調整していきます。 [2] [3]
動きの変化と、動き以外の症状
ボタンを留めにくい、歩幅が小さくなる、動き始めに時間がかかるなど、日常の動作に変化が出ます。力を抜いているときのふるえや、筋肉のこわばりが現れる場合もあります。ふるえが目立つかどうかだけで、病気を判断することはできません。 [2] [3]
便秘、立ちくらみ、においの感じにくさ、睡眠の問題、気分の落ち込みなども起こります。診察では歩き方やふるえだけでなく、排便、睡眠、食事、気分などで困っていることも伝えてください。症状の現れ方や進み方は一人ひとり異なります。 [2] [3]
診察で見分け、薬の効き方を確かめる
診断は症状の経過と神経の診察を中心に行い、必要に応じてMRIや核医学検査などを組み合わせます。薬の影響やほかの神経の病気でも似た症状が出るため、区別が必要です。MRIだけでパーキンソン病を確定したり、否定したりするものではありません。 [3]
薬物療法ではレボドパなどを用い、不足するドパミンの働きを補います。年齢や症状、持病、生活に合わせて薬を選び、効果と副作用を確認します。薬の効き目が短くなって動きにくい時間ができることや、体が勝手に動くジスキネジアが問題になることもあります。 [2] [3]
服薬した時刻と、動きやすい時間・動きにくい時間を記録しておくと、調整の相談に役立ちます。幻覚や強い眠気などがあれば担当医に伝えてください。薬には運転を避ける必要があるものもあるため、処方時の説明を確認し、量や回数を自分で変えないでください。 [2] [3]

手術や機器を使う治療と、生活の支援
薬を調整しても運動症状の変動などが十分に改善しない場合は、脳深部刺激療法(DBS)や薬を持続的に届ける治療などを検討します。DBSは脳に置いた電極から電気刺激を送り、症状を調整する方法です。手術を一律に「脳の一部を壊す方法」と説明することはできません。 [2] [4]
DBSは病気そのものを完治させる治療ではなく、適する症状や状態を評価して選びます。期待できる改善、手術や機器の危険、治療後の調整について、専門の医療機関で説明を受けてください。薬の調整と同様に、本人が日常で何に困っているかが治療を考える材料です。 [4] [2]
リハビリテーションは早い段階から相談できます。転びやすさや飲み込みの状態を確認し、体に合う運動や住まいの工夫を取り入れます。一律の歩数や運動量を目指すより、安全に続けられる方法を医療スタッフと相談してください。 [2] [3]
出典と情報確認日
- 厚生労働省 こんな時は迷わず119へ(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
- 難病情報センター パーキンソン病(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
- 横浜市立大学附属病院 パーキンソン病(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
- 日本定位・機能神経外科学会 パーキンソン病の症状と治療法(資料日:表示日不明/確認日:2026-10-29)
情報確認日:2026年10月29日。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。診断・治療については医師にご相談ください。