日本に限らず世界中で発症する病気に置いて、そのメカニズムが分からずに治療法が困難である病気を難病指定と呼びその種類は多々あります。その難病指定されている病気の中で、その数が比較的多いのが多発性筋炎、皮膚筋炎と呼ばれる難病です。この多発性筋炎、皮膚筋炎とはまず多発性筋炎とは筋肉の炎症や変性によって筋肉に力が入らなくなったり筋肉の痛みを感じたりする病気であり、これが皮膚に尋常ではない発疹や赤くはれ上がる場合には皮膚筋炎と名称が変わります。この病気が難病指定されている理由は、まずこの症状は皮膚や筋肉の一部ではなく一度発症すると全身の筋肉や臓器にまで浸食をする膠原病と呼ばれる種類になり、この病気の発症には小児期である5から14歳と成人期である35から64歳の2つのピークがあり特に女性に多く発症する例が多いのです。この病気を発症するメカニズムは明確にはなっていないのですが、特に女性に多い理由として現段階においては免疫の異常とそれをつかさどる脳に関係していると理由の1つとなっています。この免疫機能というのは本来は体の外から来た刺激物および細菌類が入ってきた際に、それを感知した脳が免疫機能をつかさどるホルモンを分泌して免疫機能に信号を送り排除します。しかし脳であればそれに関係する病気になると、この信号を送る量が多くなるに加えて女性の体は更年期障害を代表するように特にホルモンバランスが崩れやすいためこの多発性筋炎、皮膚筋炎になりやすいと言えます。この病気になった際の医療の方法は、まず設備の整った大学病院および市民病院で多くの所に症状が現れるため一概にどの診療科を受けるかは迷うところですが、出来る範囲で脳の専門を中心にしてリウマチを扱う神経内科と皮膚症状を中心に皮膚科そして出来る事ならこれらすべてを扱う全身を総合的に診療できる専門医に病状を申告した後に、その検査として筋力と筋肉内の酵素などを調べます。そして発症していると確定した際の治療方法はできるだけ安静にして筋肉に負担をかけないようにし力の回復関節が固まるのを防ぐリハビリテーションを行いながら、その筋肉が衰えても維持できるように食事で高タンパク質高カロリーの物を体に負担がかからない程度で程よく食べます。そして皮膚の炎症の抑えるために専門機関でしか扱えないレベルのステロイドを処方してもらい、それをまず病院で説明を聞いて塗ってもらいその後は自宅で実践しながら経過を見ながら塗り続けることである程度の症状を抑える事が出来ますが腫瘍レベルの大病の場合には効果がないため病院側と相談する必要がります。これらを踏まえて生活習慣を見直しこの病気を悪化させるきっかけは心身のストレスといわれているので規則正しい生活心がけて、特に炎症が肺に達している場合の人にはかぜなどの感染症が病気を増悪させてしまうことがあるので手洗いとうがいをすることが良いのです。