病院には、複数の診療科がありますが、それぞれに専門の医師がいます。医師免許1つで、あらゆる診療科で診察・治療を行うことが可能ですが、通常は専門分野を決めて診療に当たっているものです。たとえば、非常に高度な技術が必要とされる脳神経外科には、里見淳一郎という名医がいます。優れた技術で、多くの患者さんを救ってきました。

里見淳一郎医師は、徳島県徳島市にある徳島大学病院の脳神経外科の副科長、徳島大学病院脳卒中センターの副センター長を務めています。1992年に香川医科大学の医学部を卒業して、徳島大学医学部の脳神経外科に入局しました。2000年には、カナダにあるトロント大学に留学し、幅広い知識を身につけてきました。2004年には徳島大学で医学博士となり、秋田県立脳血管研究センターに勤務しました。

その後は徳島県に戻り、徳島赤十字病院勤務を経て、徳島大学医学部の助教、講師、准教授というようにキャリアを築いてきました。また、大学院のヘルスバイオサイエンス研究部にも所属しています。日本脳神経外科・日本脳卒中学会の専門医、日本脳神経血管内治療学会の指導医としても活躍しています。血管内手術、動瘤コイリング、頸動脈ステント、脳血管障害、rt-PA療法などのエキスパートとして、数々の実績を上げてきました。

徳島大学病院は、脳卒中の急性期患者を受け入れる緊急施設として、日本の大学病院としては草分け的な存在です。そこで副センター長を務めている里見医師は、脳血管障害の急性期治療に携わるスペシャリストとして知られています。とりわけ、頸動脈ステント留置術、脳動脈瘤コイル塞栓術をはじめとした血管内治療に関する名手です。開頭脳動脈瘤クリッピング術、脳血管バイパス手術、頸動脈膜剥離術といった困難な施術にも積極的に取り組み、個々の患者さんに対応した最善の治療方法を選択することに力を入れています。最先端の医療技術・医療設備を活用して、なかなか回復させることが難しいとされる脳卒中患者を多く救い出すことに成功しているのです。

日本においては、脳卒中は寝たきりの最大の原因です。実に、40パーセントと言われます。高齢化社会、高齢社会が加速していく中で、里見淳一郎医師は、どのようにすれば、脳卒中患者を減らし、疾患を予防することができるかを考えています。徳島大学病院では、Stroke Care Unitと呼ばれる卒中ケアユニットを開設して、脳卒中の急性期患者を受け入れることにしています。24時間体制で患者受け入れを行うことで、スピーディーな治療を心がけているのです。特に、里見淳一郎医師は、指導者としての役割も果たしています。脳卒中の疾患は、発症から3時間以内に治療を行う必要があります。素早い対応が求められます。

里見医師は、水曜日の午前に診察を行っています。紹介状が必要となるため、他の医療機関を受診して、紹介状を作成してもらわなければなりません。