外科系の診療科の1つである脳神経外科には、永田和哉という名医がいます。極めて高い技術が要求される脳神経の分野において、高い評価を受けている医師の1人です。豊富な知識と経験を武器に、脳神経に関する疾患に苦しむ患者を救う活動に尽力しています。

永田和哉医師は、1957年に大阪府で生まれました。1981年に、東京大学の医学部を卒業して、医師国家資格試験に合格しています。医学部を卒業した後は、スウェーデンのカロリンスカ医科大学の臨床生化学客員研究員、新東京病院の脳神経外科部長、埼玉医科大学総合医療センターの脳神経外科講師など、さまざまな経験を積んで、1994年から公立昭和病院に勤務するようになりました。

永田医師は、脳神経分野を専攻し、勉強を続けてきました。脳神経と一口に言っても、さまざまな分野があります。永田医師が得意としている分野は、脳血管障害の外科的治療、三叉神経痛・顔面けいれんの手術、聴神経腫瘍をはじめとした良性の脳腫瘍の手術など、多数あります。医学博士であり、日本脳卒中学会・日本脳循環代謝学会の評議員でもあります。また、帝京大学や埼玉医科大学の非常勤講師を兼務し、幅広いも活躍を見せてきました。

基本的に、外科における治療というのは、患者さんに大きな負担をかけるもので、痛みを伴わないものはほとんどありません。そのため、外科医は病気を根治させるために、時として鬼になる必要があります。しかし、仏の心を維持し続けることが非常に重要なのだと、永田医師は考えています。ゴルフ・フライトシムを趣味として、日々の治療のために英気を養っています。

永田医師は、東京大学での勉学を活かし、医師として本格的に活動するようになっています。医師として仕事をするためには、高い技術力が大切なことは言うまでもありません。しかし、最も大切なことは、どのような心・気持ちで診療行為に当たるかという点なのです。いくら技術力があっても、患者さんからの信頼が得られないようでは、医師として一流とは言えません。永田医師は、常に患者さんの目線で物事を考え、最善の治療方法を見つけ出すことに力を注いでいます。患者さんとのコミュニケーションを図ることは、医師として非常に重要です。近年、さまざまな場面でインフォームドコンセントという用語が叫ばれるようになっていますが、永田医師は日頃からインフォームドコンセント、患者さんとのコミュニケーションを徹底的に実践しています。

また、永田和哉は、NTT東日本関東病院の脳神経外科に勤務し、部長を務めてきました。脳神経の分野は、1人の医師で全てをこなしていくものではありません。複数の医師が協力しながら、必要に応じて他の診療科・病院との連携も取りながら、医療を進めていく必要があります。永田和哉医師は、そのような医療の中心となって、多くの患者さんを救うことに力を入れ、医療技術の進歩に貢献してきたのです。