現在、宮城県仙台市の仙台東脳神経外科病院の名誉院長を務める齋藤博医師は発汗異常など自律神経機能異常に関する権威と言われています。

齋藤博医師の医師歴は、昭和43年に東北大学医学部を卒業し、同47年に同大学大学院医学研究科修了し、後の2年間はフランスへ留学、平成2年には東北大学医学部助教授となり、その後は医学博士として、国立療養所西多賀病院院長や独立行政法人国立病院機構宮城病院院長を歴任し、日本神経学会専門医、日本内科学会認定内科医、そして日本発汗学会常任理事としても現在活躍しておられます。

在籍している仙台東脳神経外科病院は、仙台市北東部の宮城野区岩切の、JR東北本線の岩切駅と東仙台駅のなかほどに位置しています。両駅からはそれぞれ徒歩30分ほどですが、仙台駅のさくらのデパート前36番乗場より仙台市営バス岩切行にて岩切1丁目南バス停下車徒歩1分にあります。国道4号線仙台バイパスと利府バイパスの交差点に程近い利府バイパス沿いにあります。

仙台東脳神経外科病院は、その名の通り、脳神経外科と神経内科の専門病院で、特に脳卒中の急性期治療では、24時間体制での、MRIやMRA撮影や脳血管撮影などの検査体制と、緊急オペや血栓溶解療法による施術を行っています。またMRI・MRA装置だけでなく、脳血流を調べる検査をするCBF;局所脳血流測定装置や、脳を栄養する血管を選択し血管を調べる(IVRや脳血管撮影装置、超音波断層装置、定位脳手術装置、脳波測定器、大脳・脳幹誘発電位測定器などを備えており、高濃度の酸素を吸入させて、病態の改善を図るための高気圧酸素治療室などの設備も完備している病院です。脳ドッグ検診も実施しており、これら最新鋭の医療機器と、在籍する専門医師により脳梗塞や脳腫瘍、動脈瘤など脳と血管の病気全般における早期発見も行っています。さらには、診療科目に、リハビリテーション診療科もあり、術後のケアも行っています。

この中で、名誉院長を務める齋藤博医師は脳・脊髄・末梢神経・筋肉などの神経内科全般のほか、パーキンソン病などの不随意運動、立ちくらみのほか、専門分野の発汗異常などの自律神経機能異常に関してを担当しています。例えば、認知症、失語症などの大脳の機能異常や、一般的な頭痛やめまいが脳神経系によるものかどうか、あるいは運動障害や感覚障害などもその対象です。脳血管障害、細菌やウイルス感染、免疫系の異常、栄養・代謝障害、原因不明の変性疾患など、考えられるさまざまな要因を問診や仙台東脳神経外科病院に供えている最新の医療設備を屈指して特定することで、早期に正しい治療に入れるのです。

また齋藤博医師の専門分野である発汗異常では、これまでに1000症例数以上の発汗検査経験を持ち、2007年には限局性脊髄障害例における温熱性発汗機能:視床下部脊髄路の脊髄内下行部位に関する研究での論文で、第4回日本自律神経学会賞臨床部門受賞もされています。