東京都新宿区にある慶應義塾大学病院は、
日本を代表する大学病院の一つで、1920年開設と長い歴史を持つ病院です。
日本を代表する政治家や著名人が多く利用している病院でもあり、
過去には女優の夏目雅子さんや、俳優の石原裕次郎さんも利用されたことのある、
由緒正しい病院です。
病院のベッド数は1072床あり、外来患者は一日当たり2892人、
入院患者は年間で延べ317165人もいると言われており、
急患者だけでも年間延べ23860人も運び込まれる大きな病院です。
東京都新宿区信濃町35が所在地で、
最寄のJR中央総武線各席停車の信濃町駅から歩いて1分の場所にあります。
他にも都営大江戸線国立競技場駅からは徒歩5分、
東京メトロ丸の内線の四谷三丁目駅・半蔵門線銀座線の青山一丁目駅からは共に徒歩15分と、
都心の真ん中にあり、アクセスの良い病院です。
慶應義塾大学病院は多くの診療科に対応しています。
外科、脳神経外科、心臓血管外科、形成外科、整形外科、小児外科、
内科、呼吸器内科、消化器内科、血液内科、循環器内科、リウマチ科、
神経内科、小児科、精神科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、皮膚科、産科、
婦人科、放射線診断科、放射線治療科、麻酔科、リハビリテーション科、
歯科、救急科と、日本でも有数の医療施設です。
先進医療も多く取り扱われており、
末梢血幹細胞による欠陥再生治療やインプラント義歯等が取り扱われています。
このうち脳神経外科は1944年から続く伝統的な科です。
脳腫瘍に関して全国でもトップレベルの症例数を誇る科であり、
慶應義塾大学病院の看板とも言われている頭蓋底外科を備えています。
頭蓋底外科は慶應義塾大学出身の医師、河瀬斌氏によって作られた新しい治療分野で、
世界に先駆けて1980年代から、脳腫瘍の新しい治療法を研究してきたところです。
河瀬斌氏は日本で最初に頭蓋骨学会を立ち上げており、
世界的にも有名な医師の一人です。
河瀬斌氏の努力もあり、現在慶應義塾大学病院の頭蓋底外科は、
世界的にも確立された地位を築いており、現在でも日々研究が進められています。