旭川赤十字病院は北海道旭川市の旭川駅から西へ徒歩数分の函館本線の線路と国道12号線台場4条通りに挟まれた市街地にある日本赤十字社北海道支部が運営する総合病院です。
赤十字の基本7原則の理念に基づく高度医療を実施している病院で、北海道旭川市だけでなく、国内外、特に赤十字における極東の重要救急医療拠点でもあり、2013年5月には稚内沖でのロシア船タイガン号の火災の被災した船員の救急ヘリによる救急搬送を受けています。
旭川赤十字病院は内科系外科系だけでなく小児科や産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科までもあり、ほぼ完璧な診療科目をそろえた大型病院です。
建屋は5階建ての外来棟と7階建ての入院棟に分かれており、入院棟の病床数は600を備えています。
昨今の都会の大型病院では当たり前となってはいるものの地方の病院にしては珍しく、院内には、コンビニやカフェ、レストランや理容院までも備えており、入院環境も抜群です。
また院内設備では、ICU(集中治療室)のほか、CCU(心疾患集中治療室)、SCU(脳卒中集中治療室)までも備えており、とりわけ心臓と脳の疾患には定評があります。
なかでも脳神経外科は脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷を中心とした症状を扱っており、日本脳神経外科学会専門医が10名在籍しています。
この診療科で扱っている年間の手術数は500症例を越えており、特に脳動脈瘤手術件数は180件を超えています。
これは脳外科手術船体でも全国でTOP10に入る症例数です。
とりわけ最も多いのが脳動脈瘤頸部クリッピングで、2007年には某女性人気芸人が手術を受け入院したことでも話題になりました。
その症例数は毎年300前後もあり全体の大半を占めています。
これは脳動脈瘤頸部クリッピングでは全国1位の症例数です。
また外来での専門診療科も置かれており、急性から慢性、そして通院による安定期に至るまで長期にわたる診療大勢を整えています。