釧路孝仁会記念病院は、北海道釧路市にあります脳神経外科、心臓血管外科を中心とした病院です。
釧路市の中で市内全域から比較的アクセスのよい愛国町の郊外に立地しており、吹き抜けの天井など広々とした清潔感漂う院内は快適です。
釧路市内や近郊の市町村から来られる患者さんはもとより、広大な敷地内にはドクターヘリを格納庫に保有しており、搬送時間の短縮により助けられる患者数が増えるなど、年々医療過疎が深刻化する道東地区において力強い存在になっています。
診療においては、釧路孝仁会記念病院の他、孝仁会が運営する星が浦病院・新くしろ病院と合わせた三病院での脳神経外科の実績が高く評価されています。
いつ危機状態が訪れるかわからない脳卒中や頭部外傷、脳腫瘍などの脳疾患や、心筋梗塞などの心臓疾患に対応するため、24時間体制で手術を行える救急医療体制と設備が整えられています。これらの命に直結する疾患は手術後の後遺症などにおいて早期治療が鍵となり、早期治療ができれば日常生活に戻れる可能性が高くなるため、釧路孝仁会記念病院では全力で取り組んでいます。
また、手術後の後遺症の軽減や、退院後に日常生活に戻るためのサポートとして回復期リハビリテーション病棟を設けており、多くのスタッフが尽力を尽くしています。
釧路地区では初となるPET/CTや3.0テスラMRIなどの最新鋭の医療機器を導入し、がん・脳疾患・心臓疾患の三大疾患に、治療と予防医療の両方のアプローチを積極的に行っています。最新機器は一般健康診断や老人医療施設と連携したサービスに役立てられています。更に旭川医大と連携し、電話回線を利用した遠隔医療診断を行うなど、北海道の主要都市とのつながりも大切にされています。
また、医師や看護師が大都市に集中し、慢性的な医師不足・看護師不足が懸念される地方都市の医療従事者育成のため、看護専門学校を併設して運営しており、未来の医療を担う人材を多数輩出しています。