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脳の病気とその治療

群発性頭痛

頭痛にはいくつか種類があります。風邪や二日酔いが原因の日常的におこる頭痛や脳の病気が原因で起こる頭痛、慢性頭痛とよばれる頭痛自体が治療の対象になる頭痛があります。その中でも群発性頭痛とは、緊張型頭痛や片頭痛と比べると患者数は少ないと言われています。名前の由来通り、群発地震のようにある期間に集中して毎日のように頭痛が起きては、期間があいてまた同じような頭痛がおきるという特徴があります。季節の変わり目などに発生しやすく、群発期以外は頭痛は収まります。片頭痛が女性が多いのに比べると群発性頭痛は20代から40代の男性に多いとされています。 症状としては、片側の目の奥が圧迫されるように強い痛みを感じます …

脊髄腫瘍

脊髄とは、脳からの指令を使える神経の伝達路の役割をする部分で脊椎の中にあり、髄膜に保護されています。脊髄腫瘍とは、脊髄そのものや神経、脊椎、髄膜などに発生し、脳腫瘍と同じように良性の場合と悪性の場合があります。硬膜の外にできる腫瘍が硬膜外腫瘍、内側にできる腫瘍が硬膜内腫瘍です。脊髄の外にできる腫瘍は髄外腫瘍、内側にできる腫瘍が髄内腫瘍です。硬膜外腫瘍の多くは転移性と言われています。また、硬膜内腫瘍では髄外腫瘍が多く、良性であることがほとんどです。神経鞘腫と髄膜炎が成人に多く、脊髄そのものにできる神経膠腫は、小児に多いと言われています。 腫瘍の発育速度や発生した部位によっても異なりますが、腫瘍の …

脳動脈瘤

脳動脈瘤は、脳の血管に生じる疾患の一種で、血管壁の一部に弱い部位が生じ、まるで小さな風船のように膨らんだ状態を指します。発生原因については、まだ明確にはわかっていません。ほとんどが動脈の別れた部分に生じるが、この部分の血管壁が構造的に弱い部分ができて、ここに、通常の血流が継続的に圧力をかけて動脈瘤が発生することが知られています。動脈瘤の発生には、遺伝的要因、環境的要因などが複合的に作用すると推測しており、最もよく知られた危険因子としては、高血圧と喫煙です。 このように、血管壁がホオズキのように膨らんだ状態では、ほとんど症状を起こさないで全く知らずに過ごしていてある瞬間、これが破裂して、いわゆる …

脳動静脈奇形

脳動静脈奇形は、簡単に言うと、異常な脳血管の塊です。正常的に酸素を含む動脈は毛細血管と呼ばれる小さな血管を成していて、これにより栄養分を組織に供給し、静脈は、酸素と栄養分を供給した後に血を再度集めて心臓に戻ってくるようにする血管です。脳動静脈奇形は、毛細血管を介さずに動脈と静脈が直接連結されて生じた異常な血管の塊を指します。 したがって、周囲の脳組織は、十分な栄養の供給を受けられなくなり圧力が高い動脈血が直接静脈血管に連結されて、簡単に出血を起こすこともあります。血管は、妊娠4週から12週の間の胎児から形成され始め、正常な血管は動脈と静脈が分離されて発達しながら途中で毛細血管が共に形成されるよ …

脳挫傷

脳は人間の体の中では大事な機能です。なので病気にならないように普段からの生活に気をつけていかなければなりませんが当然気をつけるべきものなのは病気だけではありません。病気の一種として脳挫傷というものがありますが、これは異物や骨の欠片が押し込められて組織が壊されている状態です。骨の欠片、という単語を見て感づいたと思いますが、これは病気というよりは外部からの衝撃によって脳にダメージが行くことで起こるもの、ようするに病気による内部からの侵食ではなく、直接的に頭部にダメージが行くことが原因で起こるものです。同じ頭部にダメージが行くものとして脳震盪がありますが、この脳挫傷はそれよりも深刻な状況であり内部で …

脳脊髄液減少症

脳脊髄液減少症は多くの場合、脳脊髄液の漏出によるもので、その漏出の原因は、交通事故やスポーツ、障害、転倒などの外傷によるものが多いです。症状は個人差があり、頭痛、めまい、吐き気、倦怠感、記憶力低下、集中力低下、視覚障害、味覚・臭覚障害、食欲低下など、多岐にわたり、また患者は日常生活を送ることに困難さを感じているケースが多くあります。 しかし、この病気は、すべての医師に認知されておらず、正しい診断をされずに、適切な治療を受けられていない患者もいます。ゆえに、治療法についても導入がされている医療機関とそうでない医療機関があるのが現実です。 脳脊髄液減少症は、その名の通り、脳脊髄液が減少してしまうこ …

脳血栓症

「脳血栓症」は脳梗塞の一種で、脳内の血管障害に由来する病気です。 高齢者に多く見られる病気で、60代を超えると急激に増加します。 脳梗塞は、血管が完全に詰まってしまった状態を指しますが、脳血栓症は血管内に血栓が詰まって血流に障害は起きているものの、完全には詰まっていない状態を指します。 血流障害によって、必要な酸素や栄養素が運ばれなくなると、組織が壊死していきます。 脳血栓症の発症には、睡眠中や起床時に起こる「アテローム血栓性」、日中活動時に起こる「心原性塞栓症」などがあります。 頻度としては、日中活動時よりも睡眠中に発症することの方が多く見られます。 日中活動時に起こる心原性塞栓症は、重篤化 …

脳血管性認知症

脳血管性認知症とは、脳の血管に異常がおきることによって細胞に支障をきたし、認知症としての症状がでてくるというものです。アルツハイマーと同じ老年性認知症(65歳以上の高齢者にあらわれる認知症)の一つです。 例えば脳梗塞・脳出血がおきるとその血栓や出血箇所のまわりの細胞がダメージをうけてしまうので、それが原因となって症状がおきてきます。記憶力の低下、性格の変化(怒りやすくなったり、塞ぎこみがちになる)といったものもありますが、どちらかというと身体機能の低下がみられる場合が多いです。ろれつがまわらない、転びやすくなった、手足の麻痺、歩行障害、排尿障害(失禁する、もしくは頻尿になる)などといったものが …

脳血管障害

脳血管障害とは、脳内の動脈が破れたりつまったりして血流がスムーズにいかなくなり、生命に危険をおよぼす可能性のある症状を起こす障害のことです。手足がまひする、感覚障害が起きる、失語症、言語障害、意識障害、呼吸困難などが症状に挙げられます。 前兆として次のようなものがあります。 ・顔や手足が麻痺したり、片側だけしか動かせなくなる。 ・めまい、立ちくらみ。 ・口が閉まらない。よだれがたれてくる。 ・目の焦点が合わない。 ・何もないところでつまづく。 ・人の言っていることが理解できない。 ・片方だけ目が見えない。 ・物が2つに見える。 ・視野が半分になる。 などです。 これらの前兆は一過性脳虚血発作と …

脳貧血

立ち上がった時に急にくらくら来るといった経験がある方もいると思います。そういう方は大体自覚して貧血だと認識している方が多いでしょう。しかしその貧血はただの貧血ではないのです。まず貧血というのは名の通り血が足りなくなっている、と思いがちですが血液が足りないわけではなく、血液の濃度が薄くなっている状態をいいます。それによって血液と一緒に運ばれる酸素が運搬されにくくなり、その結果として体が疲れやすくなったりだるくなったり、めまいや立ちくらみが起きたり、頭痛がしたりといった症状が起きます。特に男性より女性の方が多いとされていますが、それは女性が月経等で多く出血をする機会が多いことも原因とされています。 …

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