河野道宏医師、52歳。脳神経外科の名医です。河野医師は国立浜松医科大学を卒業後、東京大学脳神経外科に入局。東京大学医学部付属病院をはじめ、多くの病院で臨床経験を積み、現在は東京医科大学病院にて診療と同神経外科講座の主任教授、さらには東京警察病院でも診療にあたりながら同神経外科にて手術顧問もしています。

河野医師は幅広く診察できることはもちろんですがとりわけ聴神経腫瘍・小脳橋角部腫瘍・頭蓋底髄膜腫等々の腫瘍摘出が得意とされています。このような手術は同神経外科の中において最も難しい手術の分野とされています。なぜならば多数の脳神経、さらには脳血管が腫瘍とからみついている状況から脳神経や脳血管、さらには脳の一番大事な部分である脳幹などを傷つけずに腫瘍だけを取り除かなければならないからです。

したがって脳神経外科医に求められる指先の器用さや卓越した技術、多くの手術を経験していることだけにとどまらず、細かい繊細な手術を長時間行える体力と長時間持続できる集中力です。いくら卓越した技術があっても集中力が続かなければ意味がないからです。

また、それは医師だけに言えることではなく手術中に脳神経モニタリングを持続的に行える環優秀なスタッフ、または最新の機械、それを使って正確に使いこなせる知識も必要です。術中に全身管理をする優秀な麻酔科医や看護師などチームワークもとても重要です。しかしこのようなすべてが揃い、さらには手術の件数が多ければ多いほどそのチーム全体の医療レベルはあがってゆき、みながベテラン化します。

診療実績はそのチームがどのぐらいの専門性を持っており、経験が豊富ということで医療のクオリティをはかるひとつの指標になってます。それを踏まえて河野医師は、毎週2-4件 (月に8-12件)というかなり高いペースでこの分野の手術を行っております。質の高い専門医療を患者様に提供できているのは事実です。

過去9年間の河野医師の手術例の結果を見てみると、手聴神経腫瘍・小脳橋角部腫瘍・頭蓋底髄膜腫等々の手術を年間20件行う施設は、全国的に大学病院を含めてもかなり限られております。そのような中で30件を超えている施設は全国で1けたの数施設だけだといわれています。平成18年から7年間連続で一年間に聴神経腫瘍・小脳橋角部腫瘍の手術は約100-150件 (聴神経腫瘍は約70-110件)にこなしています。

また、河野先生の実績の特徴は、患者様が最初に大学病院や総合病院で診察を受けたのち、河野先生のおられる大学病院に患者様本人が希望し、手術をしてもらいに来る、患者様が自ら選んで来られるということです。それは東京都近郊にとどまらず、遠方からも多くの患者様がいらっしゃっています。また河野医師のもとにこられる患者様は大きな腫瘍のケースが多く、したがってかなり難しいケースばかりが集中している中で河野道宏医師の行った手術の実績は非常に高い実績を残しています。